アルコール依存症になってしまうと周りから冷たい目で見られてしまうこともあるのでは?
「意志が弱い」
「アルコールを本当に辞めようと思ってない」
このように言われて辛い思いをしてしまう方も少なくありません。
確かにこういった心境も否定できませんが、もっと根本的な部分に問題があります。
依存症レベルまで進行してしまっている場合は、もはや自分の意志とは違った神経回路障害が出ていると判断されます。
ドーパミンの放出による脳内報酬系機能が減弱し、負の状態が強くなってしまっている可能性があります。
負の状態とは身体的、精神的両面です。
例えば体の変化で言うと頻脈や血圧上昇、発汗などが現れます。
そこから気持ちのコントロールがうまくいかなくなり、アルコールを摂取できないことによる不安やストレス、強迫観念といった気持ちが湧いてしまうことがあります。
気持ちだけではコントロールできない生体メカニズムの変化こそが、アルコール依存症です。
アルコール依存症の最終目標は断酒することですが、そこに至るまでは長い道のりが待っています。
最初は抗酒剤や断酒補助剤などを服用する方法もあります。
これは薬を飲んだら効果があるというより、心理的緩和を狙ったものです。
最初はいきなりお酒を飲むことを辞めるよりも、回数を減らしたり、量を減らすことから始めたほうが精神的不安も少なく、続けやすいです。
Erick's Counseling Roomでは様々なケアを施し、アルコール依存症からの脱却を目指します。
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