こんにちは!
奈良県北葛城郡にある「Erick's Counseling Room」です。
HPをご覧くださり、ありがとうございます。


「またやってしまった」
依存対象が何であっても、やめるための取り組みを始めても
再発はしばしば起こりうるものです。


「やめよう」と決意して治療に取り組み始めた人でも
依存症からの回復というのは、一直線には進まないのが一般的です。


取り組みを始めてから1年ほどのあいだに
起こりやすい本人の変化として
一般的な過程を挙げてみました。


1、しんどさが募る時期
薬物やアルコールをやめたあとは
知らず知らずのうちに溜まっていた心身のダメージが現れやすくなります。
その時期を入院・入所で過ごしていた場合も
退院・対処後の生活で、新たな不安に襲われたりもします。
はじめのうちは、無理をせずにじゅうぶんに休養を取りながら
生活のリズムを整えることを大切にします。



2、気分が絶好調の時期
カラダの調子が良くなってくると、気分も上向きになります。
「もう大丈夫」という自信が生まれてくることもあり、2~3か月ほどその状態が続きます。
活動に前向きな時期だからこそ、グループに参加してみるなど
自分の支えとなる、新たなつながりを増やすのに適しているのもこの時期です。



3、壁にぶつかり、つらくなる時期
徐々に退屈を覚えるようになる時期で、多くの人に見られます。
これまで目を背けてきたことに直面せざるを得ず
気分が沈んだり、意欲が減退したり、不安やイライラを感じやすくなります。
慣れ親しんだもの、行為に頼りたくなることもあります。



4、新しい生活に適応していく時期
取り組みをはじめて半年くらい経過すると
依存対象を求める気持ちは和らいできます。
これからの生き方を考えられるようにもなってきます。
再発しやすい状況は、なるべく避けながら
生活の再建に取り組める段階です。



長年続いてきた行動は
ピタリと辞められるわけではなく、再発はつきものです。


しかし、それでも「再発=失敗」と捉えないで
あきらめずに取り組み続ければ
行き戻りしながらも、回復へ向かっていくことでしょう。


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